2019年1月27日掲載

政治家がつかれると痛い10のポイント

—これが政治家選定の着眼点—

その2 政治資金はどこから捻出しているか。

 金持ちだけが政治家になれる時代はすぎた。地盤、看板、カバン、という過去の言いかわしは古い。しかし訴えるマイク、移動の車などふだんの生活では必要ない出費がある。キリスト教などの献金の風潮がある諸外国は容易に費用が集まるようだ。日本にも賽銭の風潮はあるが賽銭箱に千円札、一万円札を入れる人はそれほど多くはないのではないか。そうなれば10年前、あるいはそれ以前から貯えるしかない。とりもなおさず政治志向を息長く持ち続けることだ。
 思い付きで政治家になるのではなく、国、社会を長い時間かけて見つめて、矛盾、不合理を改善する道が政治家になることだと自覚することではないか。私も高校生から定期代を節約して自転車通学をし、区議選に出る資金準備をした経験がある。
 政治の現場に入るのは批判者ではなく、実践家である覚悟を長く持ち続けることだ。

2019年1月25日 記