2019年1月26日掲載

政治家がつかれると痛い10のポイント

—これが政治家選定の着眼点—

その1 家計はどうやりくりしているか。

 私が学生の頃、河野洋平さんの事務所に出入りしていた。父、河野一郎さんはもとより祖父からの政治家一家である。小田原の出身で遠縁に二宮金次郎さんがいる、という話も聞いた記憶がある。その時の話。

 まず河野事務所では知り合った人に、「何を職業としているのか」を尋ねる。その人の生活が着実なものであるかどうかを識別するためであろう。政治家の交友などに清潔を求める態度がそこに見つけられた。

 政治家になる前の仕事の仕事、すなわち生活の糧から生活ぶりを知るわけである。有権者はそこから政治を志す人の動機や目的を類推することが可能となる。アルバイトでも共働きでもよい、それをバネとして公に挑戦する意欲がにじみ出ているか。思い付きや目立ちたがりの動機かどうか。大切な鍵となる。

2019年1月25日 記