2013年10月10日掲載
銀の巨塔
—みずほ銀行のあきれた腐りきった対応—
最近亡くなられた山崎豊子さんは、医学界の裏面を「白い巨塔」として小説にして、反響がありました。
その理由は、医療界の絶対的な権威を近づいてみると権力争い、汚点が散在していることを暴露していたからです。
前回は、みずほ銀行の暴力団融資について、持っている預金の引き出しを提案しました。
10月9日の時点では一カ月間の営業停止を金融庁は指導すべきと、一段と踏み込んだ提案をします。
3代に渡る頭取が取締役会を通じて知っていたという、事実が報じられました。
2011年のことです。計8回も報告がありながら、西堀、塚本、佐藤の3代の頭取が2年間にわたって改善策を講じてこなかったのです。傘下のオリエントコーポレーションと暴力団の連携ローンが軽々しく扱われてきていたのです。
—暴力団の培養—
みずほ銀行は融資実績さえ作れば、その顧客が中小企業でも暴力団でも構わない、という体質を持っていたということです。
いま社会は暴力団対策法、条例を使って必死に健全な国家、社会を作ろうとしています。
それなのに暴力で社会に生存しようとする組織がさらに生存できるように手を貸すような反社会的な行為をみずほ銀行がしていることが問題なのです。金融界がバブル期に頭を下げて借りて欲しいと懇願して、バブル破裂とともに鬼の顔となって回収した態度の変化を私たちは知っています。
それだけに「またやった」という気になります。だれでも信用が大事。とくに金融機関は信用が生命です。外見は紳士然として、都心の一等地に本社ビルを持つみずほ銀行が裏では、暴力団を育成するような融資をしていたとなれば、腐ったリンゴは取り除くべきです。国際的信用も汚されました。
金融機関と倫理が改めて問われる子事件です。徹底的に事実は究明され、どこに腐敗して悪臭を放つ原因があったのか、国民の前に金融庁や警察庁は明らかにするべきです。みずほ銀行の頭取以下役員の辞職で幕を引かせることはできません。
2013年10月9日 記
