2012年11月14日掲載
幼稚園の周年行事と北区の歌
―併設園か独立園かの昔はるか―
11月10日、北区の滝野川地区のある幼稚園の創立40周年式典に参加しました。 私が北区議会に入った頃、保育園、幼稚園の設置要望が強かった時代です。 「ポストの数ほど保育園」と言われたほどでした。当時、校庭の広い小学校に幼稚園を併設してほしい、という保護者が多くいました。幼稚園をそれまでの広い校庭に建てられる余地のある小学校は限られていました。しかし、区も積極的に検討しました。私も併設園で年上の小学校とともに教育できる一貫性を評価する立場で推進する考えでした。 しかし、独立園でなければ児童も園児も教育が十分できない、という声も強くたびたび集会が持たれ、議会にも陳情、請願が出され、大きな問題となっていたのです。
そのような経緯で設置された幼稚園の40周年でした。もちろん併設園です。小学校と園庭、校庭は共用です。 そのような感慨にひたりながら50分間の式典を見ていました。幼稚園児の集中力は20分です。大人の挨拶は紋切り型で、そこにいる園児よりもやはり大人に向けたものですから、とてももちません。やはり式典は30分がよいところでしょう。
―北区の歌由来―
この頃、北区の式典に出席しますと国歌の後は北区の歌を歌うようになりました。 この北区の歌を作って心や気持ちを一つにしたらどうだろう、と提案したのは私が区議会の文教委員だった時です。伝統、文化、郷土などを子ども、区民に広げるために、「北区の名所かるた」、「北区七福神めぐり」の設定、北区の歌の3つを提案しました。 そのうちの一つが北区の歌です。歌詞は公募しました。そして今は式典などで歌われるようになり親しまれています。この幼稚園の式典ではいろいろと思い出され、これからの意欲を燃え上がらせました。
11月11日 記 |