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2012年11月13日掲載

移動式ホームドアが来年度に

―これが事故・自殺予防に―

 過去にこのHPでも書きましたし、和田都議の主たる政策である自殺対策にも効果のあるJRなどのホームドアに光が射しはじめました。
 ホームからの転落事故を防ぐためにホームドアがあることは知られています。
 しかし、普及しなかった理由は、列車によって停車位置が違っていて、固定されていないことでした。扉の数も一定ではなく、すなわち車両にも長短があります。
 しかし、ホームドアの位置が変えられれば、この困難は克服されます。
 そんな開発が行われそうなのです。

―相次ぐ残念な事故―

 今年3月に視覚障碍者の男性が転落事故でひかれて死亡(埼玉)、9月に女子高生が転落して危うく救助される(横浜市)、といった事故がありました。
 国交省の調べですとホームから転落してはねられたり、接触する事故は昨年度で209件起きています。9年間で30%増えています。
 事故は1日平均10万人の利用がある大規模な駅に多く起きているということです。
 今年8月にこうした駅にホームドアを付けることを決めました。このような駅は首都圏で235あります。今年の9月まででホームドアが新設、計画されたのは11駅でした。これまでに全国で71駅しかなく30%にとどまっています。

―ドアの位置にあわせるホームドア―

 勢いよく入線してくる列車に恐怖を覚える人は多いと思います。
 この現状がありながらドアが普及しないのは費用と列車によって扉の位置が違うことです。とくに鉄道会社が互いに乗り入れしている場合は問題です。
 これに大学と鉄鋼会社が共同開発したホームドアが出てきたのです。
 ドアが移動するというアイデアとそれを収納する戸袋のアイデアのもたらしたものです。
 ドアが4つと3つの各列車に対応してホームの上を戸袋とドア(扉)が移動するわけです。日本家屋の戸袋を活用した発想に脱帽です。期待します。開発グループは来年度には実証実験する、と言っています。

和田都議「なるほど、と感心しました。埼京線の混雑はひどいもので、ラッシュ時にはホームを歩くのも困難です。線路側を歩く時など高いこともあって不安でした。このような改良で、自殺、事故も防げて快適な通勤、通学につながればよいですね。注目していきましょう。」

11月10日 記

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