2012年8月24日掲載
ゴルフ場利用税撤廃のとき(3/3)
東京都には22のゴルフ場があります。4区17市1町で北区にも1ヵ所あります。
平成22年度のゴルフ場利用税は6億7300万円。のべ利用者は92万人です。
この税額のうち7割の4億7000万円が、交付金として区市町に入ります。
いちばん多いのは八王子市の1億100万円、いちばん少ないのは100万円の大島町です。北区は1000万円です。
この税収額と支払う利用者のゴルフを楽しんだ満足度の受けとめ方です。
大事なことはゴルファーすなわち住民が消費税も取られ、ゴルフ場利用税も取られている矛盾を政府にぶつける怒りがあるか、ということです。一回あたり最高1200円から400円の利用税を払います。はっきりと廃止を求める姿勢がなければ担税力のある金持ちのスポーツということになります。
銀座のメダリストパレードもあって東京オリンピック熱を盛りあげようとしています。ぜひ東京へというのなら東京のオリンピック招致委員会はまずゴルフ場利用税を廃止することです。
2016年のリオデジャネイロからゴルフはオリンピック種目になります。来年9月に2020年のオリンピック開催地が決まります。スポーツに税金をかけている後進国の東京が、自分の国のゴルフ税を廃止できずに招致をうたっても空しいと思うのです。
万全を期して招致活動すべきです。消費税増税とともに利用税は廃止するべきです。
8月22日 記 |