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3月25日掲載

仕組みを変えれば世界が変わる!

―福島に地熱発電―

 日本は火山国であることは、温泉が多いことからもわかります。この地中にある熱源から原子力に代わる生活エネルギーを生み出そうとする考えは以前からありました。

 しかしその多くが国立・国定公園にあり、そのことによる規制がありました。環境省がエネルギーより風景など環境優先だったからです。

―原発事故から変更―

 しかし原発稼動が抑えられるようになって条件つきながら、国立・国定公園内に地熱発電所を建設することが可能となったのです。

 その条件とは地元や温泉事業者などとの合意です。またこれまでは自然保護が必要な特別地域外から斜めに掘って熱源に届くような工法しか認めていなかったものを、垂直に掘れるようにして経費を安くすることが出来るようにしました。

―福島原発の1/4基分―

 日本の地熱源は世界で三番目に多いのですが、その約80%が国立・国定公園内にあります。そこでこの規制緩和により磐梯朝日国立公園が候補地の一つとして挙がってきました。自治体としては福島市、二本松市、猪苗代町などが関係します。

 これから試掘などの作業があり2020年ごろまでの稼動を目指します。

 発電力は27万キロワットと予想され、原子力発電所の1/4基分になります。

 総事業費は1千億円と見込まれています。

和田都議「エネルギーを原発から変えるのですから、どこかを我慢したり現在の仕組みを変えなければ不可能です。環境省の方針転換から新しいエネルギーの発生の可能性が出てきました。必要は社会を動かしていくのです。その使徒が政治家です。われわれも自覚した日々を送らなければ。」

3月23日 記

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