2018年8月28日掲載
教育として性欲を正面から取り上げる時だ!!
米国で神父が何十年に渡って子どもに性暴力を加えていた。介護施設で従業員が性的いやがらせを受けていた。性暴力を被害者が告発する「ミー・トゥ」運動のイタリア女優が、年下の男性俳優に性的暴行をしたと訴えられ、約4200万円を支払うことで和解したとニューヨークタイムズは報道した。
—三欲求の最後のもの—
私たちに食欲、睡眠欲、性欲があるといわれる。
そして、名物料理を食べるテレビ番組は連日あるし、寝具、よく眠れる薬の宣伝もある。しかし性欲の処理の仕方は聞いたことも見たこともない。男性だけでなく女性にも性欲があることは、生物として当然である。
この頃は心臓、脳の外科手術もテレビで詳報される。いままでは迫真過ぎて視聴者に刺激が強いという判断だったのか、絶無であった。時代は情報公開、医療の日常化を招いてきた。同じように性欲はある意味で生命の問題ともいえる。
—生命としての性欲—
繁殖のための性欲は、快楽のための性欲でもある。どちらにしても生物—動物の繁殖は永久に続く。恥ずかしい隠すこととしての性欲ではなく、家庭教育、学校教育、社会教育としての性欲を捉えなおしていくべきである。
建前だけの社会であるから宗教界、きれい事の芸能界、福祉の現場でも性欲が元となる犯罪、不条理な行為が行なわれている。
私たちは人間の欲望の最後の一つ、性欲に真正面から取り組むべきである。
2018年8月22日 記