2017年12月25日掲載

いま時代が軽くなった!

—規範は自分から求めるもの—

 かつてこの欄で白鵬の張り手を批判しました。横綱にふさわしくない対応だからです。

 結果すなわち勝つことを考えれば手段を選ばず、になります。相撲に勝って勝負に負けた、またその逆をよく昔は言ったものです。いまは勝てば手段は問わない相撲界。

 高校野球も努力の過程を評価するので、国民の理解があります。誰もが目立ちたがり、知られたがる軽い世相。それに政界、経済界が翻弄されています。

 なまぐさいマスコミに目と耳を閉ざすことの方が、正しい感覚が養われるのではないでしょうか。

 もしテレビも消し、新聞も読まず、浦島太郎の生活を6ヵ月してみたら、私たちの生活に何か異変が出てくるでしょうか。

 各界の指導者が小粒となったのは、結果にとらわれ、人目を気にして、物に拘るからです。

 どっしりとした人物、堂堂とした意志を持つ人とゆっくりお話がしたいところです。

2017年12月22日 記