2013年9月30日掲載
弱味につけこむ病院で選挙活動
—強者・医者、弱者・患者—
医療法人「徳洲会」グループの公選法違反容疑に政治関係者は関心を持っているでしょうか。干渉していない人の方が多いでしょう。「やり方が下手だったのさ」、「たまたま警察の目についたのさ」といった程度に思っているかもしれません。少しは違反しなければ選挙にならないもの、道路交通法の40kmを完全に守っている人がいないのが当り前、と考えるのが現実だよ。というのが選挙を知っている人の常識といえるかもしれません。
さて、徳田捜査です。
自民党の徳田毅衆院議員陣営が誰かの指示で動員され、払ってはいけない報酬が支払われた容疑がかかっているのです。
—上下関係の悪用—
生命を預けた医師から「だれだれを投票してね」と頼まれれば、自分の主義や支持政党、政治家との間で悩んでも医師に従うようになる人が多くいるものです。医師と患者の間に限らず、大手企業と下請、先輩と後輩など上下関係、優劣関係を利用して、もともとは自由、不可侵でなければならない権利にまで分け入ってくる選挙、また選挙で投票してもらう方がそれを利用、悪用する場合が圧倒的に多いのです。
関係はあってもそれを利用、悪用はしないと熱心ではない、当選する気がない、と不評を買うのです。
ようするに使ってはいけない禁じ手が徳洲会の容疑にはありそうです。
すぐにも投票のために個人宅へ行って投票依頼することを自由にする個別訪問を法律で解禁するべきです。しかし権力で投票を強要するような行為は逆に厳しくする必要があります。
—地域があってはいけない—
徳洲会問題を選挙地盤の選挙風土だからしかたない、という理由で甘やかしてはなりません。地方、地域の個性の発揮は歓迎ですが、選挙の権力構造まで歓迎することはできません。選挙民も上辺では従うように見せて、自分の意志を貫くたくましさを持つことで選挙の自由という人権の立場を守っていきましょう。
2013年9月27日 記
