2013年9月16日掲載

皇室の政治利用

—議論しないと危険—

 高円宮妃久子様のオリンピック総会参加は、招致運動すなわち政治活動になるので取りやめるべきだ、というのが私の意見でした。

 宮内庁の考えもそうでした。いろいろな国内の政治圧力で出席され、挨拶したら中座という流れでしたが、これも実行されなかったのです。

 招致に成功したのであまりこの問題は表面化していません。成功の陰に皇室参加があったから、という結果よければすべてよしで検証を避ける風があります。しかし、このことは、それまで歴代政権が皇室の政治参加の憲法違反の疑いから触れてこなかった良い意味での良識に挑戦したのです。これを無批判にするとますます皇室利用はすすみ、日常化し麻痺していきます。安倍政権、安倍首相は日本主義的な姿勢があると思うのですが、皇室について週刊誌のように話題の外に据えたいのでしょうか。まず皇室と憲法についてはっきりと議論するべきです。恐れるのはなし崩しですべてが既成事実にされることです。北方領土のロシア支配のように。

2013年9月14日 記