2013年9月11日掲載

政治の日常とオリ・パラの非日常

—イベント国家になってはならない—

 日本時間で9月8日早朝、2020年のオリンピック・パラリンピック(オリ・パラ)開催地がブエノスアイレスで決定して、東京都と日本は大満足です。私もです。ですが世の中がお祭り騒ぎの時こそ、さめた目で東京都と日本の現状と7年後までの道筋を考える人がいなければなりません。候補予定都市から決定したのですから、この差は大したものです。

 前回の東京オリンピックの感動と日本国の力の発祥をいう人はみな夢よもう一度という人です。

 オリ・パラは国、都を挙げてのお祭りです。お祭りとは非日常です。日常すなわち現実から目をそらしたり、逃避する息抜きに利用する人々もいます。

 7年間ずっと目をそらすことはできません。

 いますぐ福島第一原発事故の後始末に手を付けなければなりません。安倍首相が開催招致の演説で安全を国際公約していたのですから。

 それからいつきてもおかしくない関東大震災後の震災対策。この日常の問題だけではありません。まだあります。子どもが少なくなり高齢者が増え、雇用が不安定のままなのか、自殺者の3万人固定化、残酷な犯罪の多発など政治が解決しなければならない日常課題があります。

 安倍政権にすればこのオリ・パラの非日常性で日常の問題から国民、都民の目をそらそうとしていると考えられないようにしなければなりません。もちろん猪瀬都知事も本来の都民生活をどう守り改善させるかという日常に足をつけることです。従来から積み残してきた日常の政治課題に加えて非日常の国際的大課題を背負った安倍、猪瀬の国、東京都の責任者の言動はこれから何かにつけて問われることになります。

2013年9月10日 記