2013年9月4日掲載
米のシリア攻撃は急ぐな!
オバマ大統領は8月31日の声明で、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したと断定したとして「シリアに軍事行動を取るべきと決断した」といいました。
そもそもシリア内戦は約2年前からでその間に化学兵器使用の疑惑は何回かありました。8月21日のイルビンなど首都近郊での攻撃です。反体制側はアサド政権が攻撃した、といい反体制派「国民連合」は政府軍のミサイルに装着されていたとそれぞれ主張しています。政府側は「反体制側の仕業」と反論しています。
シリアに入った国連調査団は、資料を入手して血液、毛髪を分析しているところですが、オバマ大統領は国連安全保障理事会の決議抜きでも、シリア攻撃をするつもりのようです。
複雑な国内事情に米国が関わりを持って、イラクのフセイン政権が大量破壊兵器を持っているということで戦争になった教訓もあります。まして英国が不参加となったこともあり、オバマ大統領は議会の承認を求めて、議会も共同行為に巻き込もうとしています。責任回避ともいえます。
決断は国連の調査団の結論を待ってからでもよいと思います。
安倍政権のオバマ大統領寄り、アメリカ追随の姿勢が試される大事態です。結果として選挙の大勝を受けて高まる勝利観のもとで強気の有様が、目につきます。憲法改正から米国追随まで、旧自民党への先祖がえりといえます。
米国、オバマ大統領につき従うべきではありません。つい先月8月の非核、終戦の結果を心に期したばかりなのです。
言行一致とはこのことをいうのです。安倍政権の腰を据えた対応を期待しましょう。
2013年9月3日 記
