2013年7月27日掲載

富士山、世界文化遺産の重い負担

 7月25日から8月3日まで「富士山保全協力金」として山形県の吉田口、静岡県の御殿場、須走、富士宮の登山口に集金箱を置いて登山者から一人1,000円をもらう入山料の試験徴収が始まりました。午前9時から午後6時まで両県職員が対応します。この入山料を何に使うのか、が問題です。世界文化遺産になった地位を確保するためでしょうが、まずは手洗所の問題です。

 長時間に何万人もが移動するのですから、排せつは必ずあります。きれいごとで済ますことはできません。大便、小便が富士山に沁みこんでしまうのですから、世界遺産になじむわけがありません。また休火山であるのですから、いつまた噴火するかもわかりません。その対策も取らねばなりません。3年後にまた再調査があって、世界遺産にふさわしいかどうか点検されます。維持するために使う予算と精力がこれから両県に重くのしかかります。

 登山者のマナーといいたいのですが、それ以前の富士山の環境ですから、1,000円の協力金で済むものではありません。

 手洗所は貯める方法も水洗も先行き可能性がありません。

 コンポストトイレというバイオ方式の普及を都議会で防災上からもすすめたことがあります。このことをもっと重視していくべきです。

2013年7月26日 記