2013年3月12日掲載
一人よがりになっていませんか?
―出どころなどの明示―
お気づきかもしれませんが、NHKなどのラジオ、テレビのニュースに小さなしかし大きな変化が出てきています。 それは「警視庁の取材でわかりました」とかその情報の出どころを明らかにするようになったことです。それまでは「関係者への取材で…」としか表現しませんでした。それがはっきりと明示するようになりました。 これまではNHKとかTBSとか、自分たち信用のあるメディアがいうのだから信用しなさい、というような押しつけとも取れる風でした。しかしこのように情報の出どころを明示することで責任ある取材、というようになったことは一歩前進です。メディア社会すなわち情報社会を主導している、という驕(おご)りすら垣間見られることがあります。視聴率のためには、興味を引くためには目を背けるような破廉恥(はれんち)な場面を次々と出してきます。視聴者も麻痺しています。ますますメディアの質は下がっています。その中で情報源の明示は責任を自覚し始めたメディア、と思いたいところです。
―そしてもう一つです。―
これは新聞の広告に見られることです。名の知れた芸能人や学者などが、製品の宣伝をします。そこに名前が表示されていないことが多いのです。 知っていて当然な人物を使って宣伝して品物などを、名の知れた人物の知名度に便乗して売ろうとします。ですからいまさら明示しなくてもよいはずとでもいうのでしょうか。 ほとんど書かれていません。ついでにいえば、新年の名刺広告も達筆なサインのような書かれ方をしていると誰かわからないことがあります。 見る人、受けとめる人がどう思うか、ということもなくして円満に事は進みません。 もう少し丁寧に世の中を過ごしていきたいものです。
2013年3月11日 記 |