十月の剣道

 今月は三段以下の審査のある月です。

 審査は何段でも、誰でも緊張します。それを克服するのは稽古しかありません。それも基本稽古です。立った姿勢、気合、摺り足、竹刀の握り方、振りかぶり、振り下ろしなどを点検し、直してみる必要があります。審査といっても特別な準備はありません。いつもの稽古の時に先生からいわれていることの再確認で十分です。成功をお祈りします。

十月の稽古

 今月は体が動きやすくなりますので、自分から攻める仕掛け技の他に、応じ技を始めます。打ってくる技に対抗する思いもよらない技を学びますので、面白いほど自分の可能性を自覚できるはずです。

 王子神剣会では教育剣道を実践しています。正しく、美しく、強い剣道です。基本的には小学三年生から入会できます。入会金はありません。稽古は、毎週日曜日、夜6時から8時までです。見学を歓迎します。国際化のおり、外国からの見学も大歓迎です。北区立王子桜中学校武道場です。

 事前に責任者の和田宗春まで電話をください。

王子神剣会

会場:北区立王子桜中学校 2階 武道場

時間:日曜 午後6時〜8時

会費:月千円

 おたずねは 全日本剣道連盟中級指導員 剣道七段 和田宗春まで

連絡先:〒115-0056 東京都北区西が丘2-23-6
電話:03-5993-6186(留守電の場合は必ず連絡先をはっきり吹き込んでください)または090-8685-3367

2024年10月 和田記

和田宗春の剣道教室 第八回

手の内について。

 手の内を見せる、手の内を見られたという話があります。自分の思い、計画を見透かされた時に使います。ですから手の内は外には見せない、見られないようにするものです。ですが国の審査を受ける多くの剣士は、自分なりの手の内の理論を持っているものです。

 私の場合、左右の掌の操作の時に、左の小指は締めては半掛けにしていますから、引き上げ、親指は下げる。右手も同じです。さらに左右の前腕も同じ操作をします。この操作が一番分かりやすいのは、小手を効率よく打つ時にはっきり分かります。剣先のふり幅は少なくても打ち切れます。早稲田のゴルフ部の時から使っているグリップの力をつける器具を用いて効果を上げています。面にも有効です。打ち切った内には手の内が有効に作用していることが大切です。

 詳しくお知りになりたい方は王子神剣会の稽古会にお越しください。毎週日曜日 午後六時からの稽古会があります。北区立王子桜中学校武道場 全剣連社会体育指導員 剣道七段和田宗春。あらかじめ電話をください。

2024年7月記