2013年10月27日掲載
公共事業の発注 資材高騰で不調
—震災復興、五輪競技で—
東日本大震災の復興需要のために建築資材のH形鋼は10年前よりも106%高くなっています。その結果、公共事業の予算では低すぎて入札が決まらない不調が多くなっています。
東京五輪の会場となる武蔵野の森総合スポーツ施設も170億円の大型事業であったものが、予定価格と建設会社の見積りのあいだに差があったといわれています。その後、数%ずつ各施設の価格を上積みして入札が決まったといわれます。
埼玉県などでも同様の事例が出ています。
公共事業の入札と景気、妥当な価格など透明性が求められます。
すでにバブル景気の異形があらわれているといってよいのです。
庶民が豊かになるための公共事業でなければなりません。雇用、賃金などに反映されることが大切です。
2013年10月25日 記