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2012年8月11日掲載

これでも「いじめ」?!

―タバコの火、20回以上―

 仙台市の高校2年生が同級生から腕にタバコの火を押しつけられ登校できなくなっている事件です。

 16才の高校生が被害者で同級生4人から暴行されたのです。以前ここでも書きましたが、学校という場所、学生という立場から「いじめ」
で暴行と見ない甘えがあります。社会人が会社や地域で同様の行為に会えば、すぐに暴行で逮捕です。

 中学生、高校生というだけで、行為は同じでも「いじめ」というのですから、分かりにくいことこの上ありません。

 ふざけていることと暴力の差を本人も社会も認識できなくなっています。一方で性差別、人権などについては厳しくなってきているのにこの乖離はどう理解したらよいのでしょう。

 脱法ドラッグなどと同じで、曖昧さを残したままで改善せずに放置する風潮は、鬱積して爆発します。悪いものは悪い、と決める常識も麻痺した世相となりました。

 3.11以降、あらゆる価値が砕かれ崩壊し、無秩序となっています。立て直すのは簡単ではありません。しかし、気づいた大人は声をあげ、行動していくべきです。

8月8日 記

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