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3月4日掲載

少年院・鑑別所に第三者の目を!

―広島・教官暴行がきっかけ―

 少年院や少年鑑別所の運営状況を監視(?)する第三者機関の設置、不服申立制度の整備をすすめる少年院法案と少年鑑別所法案を閣議決定しました。
 大臣が決定しましたので成立の確率は大変に高い法案です。現在の少年法、鑑別所と設置目的が異なりますので、両法は廃止して、新しい二法をつくります。
 広島少年院の法務教官が、2009年に収容少年に一年間にわたり暴行をつづけた事件をうけたものです。
 少年法の改正は1949年の施行以来初めてで、今国会で成立を目指します。
 閉鎖された収容所なので外に情報が伝わらず事件の発覚も一年かかりました。
 法案では全国に51ある少年院、鑑別所ごとに「少年院視察委員会」、「少年鑑別所視察委員会」を設置します。視察委員会は弁護士、医師、教育関係者など7人以内で構成し、視察・面接を通じ施設長に改善点を提案します。
 法務大臣は委員会の意見を毎年公表します。

3月2日 記

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