2月7日掲載
「4年以内にM7(首都圏)が70%」の衝撃!!
―東大地震研のチーム発表―
「東日本大震災のあと、首都圏で小型地震が激増したことがきっかけです」。
チームの酒井准教授がこう話します。
昨年九月の研究所内の会合で発表。一月からHPで紹介されて注目をあつめています。気象庁の観測結果から震災前後の発生回数を調査。前は首都圏で半年間にM3〜6クラスの地震は47回。後は同じく343回と7倍以上に増加しています。地震学では「地震の発生頻度はMが小さいほど数多く起こり、大きくなるほど少ない」とする「グーテンベルク・リヒターの法則」があります。Mが1あがると、発生頻度は十分の一になるといいます。この計算によりますと今後30年間では98%、4年間で70%という数値になったそうです。
従来の政府発表では南関東のM7クラスの地震は「今後30年以内の発生確率は70%」となっています。
これは首都圏で過去120年間にM7クラスの地震が5回発生していることを踏まえたものです。
それぞれ30年、4年と期間がちがって、単純には比較できませんが、地震にともなう火災、津波なども対策を意識することが大切です。荒川、隅田川、建物の倒壊など行政に求めること、自分でできること、日頃の備えと心の準備が重要になります。津波てんでんこも。
※Mとはマグニチュード
1月27日記
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