2025年9月16日掲載
異常気象についての、このような報告を待っていた
初めて目にしたのだが、環境危機時計というものを、旭硝子財団がまとめているという。日本経済新聞夕刊、9月11日によると、財団は1992年から、毎年、環境問題に関係する、研究者、政府関係者にアンケートに協力してもらっている。その深刻さを0時〜12時までの12時間で示している。今年2025年は、4月から6月までに約120か国の、1750人から回答を得ている。時刻を決めるうえで依頼された関係者のうち、気候変動に注目していた人が一番多かったという。日本は昨年より2分進んで、9時36分、中東は34分進んだという。西欧は14分進んで、10時29分になった。ロシアによるウクライナ攻撃が続いたためにエネルギー供給の不安が影響したとみられている。
このままでは人間は地下に住むようになる
これまでの気象庁などの報告では、気温の高さ、期間の長さについては説明がなかった。近視眼的に気団や気流の影響による異常高温の原因を、人々には生活態度や企業の生産と廃棄の無駄などの経済態度に求め、それらの改善を求める必要がある。海外からも洪水、山火事、高温が報告されている。冗談ではなく、このまま地球上に異常気象が続けば、われわれ生き物は地下に生活することになるだろう。
2025年9月12日 記