2013年11月15日掲載
小泉元首相の廃原発論
この際目的のため、結集すべし!!
—結論からの出発—
小泉元首相が記者クラブで90分にわたり、脱原発でなく廃原発について長講義をしました。
小泉さんの意図をいろいろ詮索する向きもあります。たとえあったにしても、その発言の目指すところが原発のない国を目指すというのですから、その点だけで同意する人々はまとまるべきです。
小泉さんの沈黙を破っての行動は、郵政を民営化したという孤独な闘い成功に源を求めることができます。自民党の内部で反対する力が絶対的に多数であった長期の歴史、すなわち政権と郵政行政の癒着を断ち切ることでしたから「殺されてもよい」といった背景は凄まじい党内の抵抗があったと想像できます。
情報社会の鍵をにぎる電波の許認可権が郵政行政でしたから。
「自民党をつぶしても」という小泉さんの闘志の裏には絡みあった権力があったのです。成功した経験から、直感からこのたびの廃原発発言もきています。直感です。なぜならば記者からの「原発を廃止した後は?」という問いに「日本のすすんだ技術、頭脳はかならず対策を考え出すはずだ」と答えています。
そのあとの代替エネルギーを自然なエコロジカルなエネルギーというだけです。
指導者は結論だけいえばよい、というのです。
安倍首相にそれを求めています。現実をあずかる首相とその周辺は対応に苦しんでいます。現実にはその後を考え、対応を求められるからです。その限界が新しい一歩を踏み出せないのです。
先にも書きましたが、菅元首相をはじめこの点でまとまれる勢力はこの課題だけで廃原発を実行することです。まず原発の稼働をやめることで、原発の廃棄物処理も不必要となり、地震などの対策も考えなくてもよくなり、海への流出による国際的な迷惑も健康被害もなくなるのです。
まず原発を止めること。これをしてエネルギーに困った末に考え出される私たちの生活ぶり、生産体制を見直していくことから始めるのです。過程を無視して結果をまず求める大胆なやり方で原発に依存してきたエネルギー政策を改革をすることです。はじめに結果、結論を出してから対策を練るという乱暴な、帰納法的な手法でしか原発の連鎖からは抜け出せません。
小泉さんのやり方を注目しつつ、未来に展望の開けない原子力発電に、いま生きている私たちの責任を廃原発という結論から取り組んでいきたいと思います。
2013年11月13日 記
