2013年9月7日掲載
新聞やマスコミの御都合主義!
—差別は違憲、婚外子相続—
9月5日の新聞は婚姻届を出さない男女間に生まれた“婚外子”の相続分を、婚姻届を出している夫婦間で生まれた子どもの半分にする、とした民法900条4号の規定は憲法違反とする判決を大きく報じています。この規定は明治時代から115年続いてきたものです。
時代の変化を受け入れずにきた陳腐なもので、同様な民法は戦争未亡人の規定にもあります。この件は都議会で問題に取りあげ、国へ意見書を出すべきだと主張しました。まったく同じ差別です。この改善は当然で遅すぎました。
さて問題は新聞、マスコミです。世論(せろん)を正しく作っていくことも役割です。それには半歩、一歩先んじて世の中に警鐘を打ち鳴らすことです。この判決前に記者、マスコミ各社で差別である法改正すべきといったものがいいるのか、と問いたいのです。最高裁の判断でもう覆らないという段階を見計らって、立法府の怠慢、司法が判断したと第三者的ないい方をしています。結果だけを報ずるのは誰でもできます。その記者、会社の姿勢として先取りして訴えたり、提言することがあってもよいのです。まったく自分は安全なところにいて、でてきた結果を見て、それ見たことかと批判するのです。先んずる不安のために勉強したり、世界、歴史の動きに刮目することが記者、マスコミの原点です。
利のきいたかつてのマスコミ記者のことばで「けなし六分にほめ四分」というのがあります。
この「けなし六分」の中には先取りして世の中に問いかける役目も入っているはずです。今さらながら事象を後から追って理屈付けをして、権威づける姿勢には世論と関わりを持つ人、組織とは思えません。
2013年9月5日 記
