わだむねのピリリ一言

2012年11月15日掲載

四面楚歌の野田首相は悲しい

―解散、総選挙すべし―

 自民党、公明党と、近いうち解散で合意し、それを実行するために民主党の仲間から解散反対を言われる、という皮肉な状況となっています。
 野田首相の言う解散の条件を、国会議員の一票の格差の是正を省いて満たして自民党、公明党との約束を果たそうとしている最大の障害が、民主党の選挙をすると落ちるかもしれない同志というのは最高権力者の孤独です。

 たしかに選挙で勝利した民主党の国会議員によって首相に選ばれたのですから、民主党の議員の言うことを聞けという声が出てくることは一理あります。
 11月13日の党の常任幹事会では解散反対で一致したと報じられています。
 しかし、これは二つの点で野田首相を束縛しようとする国会議員に無理があります。
 すなわち口では常在戦場と言って有権者に忙しいふりをしていることを証明しているようなものです。いつ選挙になってもよいように選挙区巡りをして準備をしているはずなのに、いま選挙をすると自分は落選するので反対するのはおかしい。
 もう一つは野田さんの党首としての立場と首相という国を代表する仕事をするようになった野田さんを、自由に国政で働けるようにするのが党の役員です。
 野田さんを支える国会議員のための野田さんと、国民のための野田さんを考えた時、自民党政権が避けてきた原発政策や税体制などを野田さんが受け止めているわけです。
 そのような時ですから、自分の当落に拘らず野田さんの国事をやろうという意思を守って、やり抜かせて選挙の審判を受けるべきです。

 ここにきて4年の任期終了まであと1年を切っているのですから、堂々と解散、総選挙を受け止めるべきです。
 落選を恐怖している国会議員の姿はますます、国、地方を問わず惨めなものです。任期まで待って選挙をすることで必ず当選できるとは保障されていません。
 国会議員は選ばれた選良(エリート)なのです。
 現職で果たしてきた使命を有権者に問いかけて、選んでもらえるかどうか任せるしかありません。民主党の国会議員は堂々と解散、総選挙に臨むべきです。
 有言実行すなわちマニフェストを出して選挙されたのですから、その結果である成績表を参考にして選ばれ直すことです。それを先に延ばすというのは見苦しい限りです。

11月14日 記

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