わだむねのピリリ一言

9月11日記

全生庵坐禅会

 私の議長就任の集いに参加して、江戸城無血開城の幕末の政治家山岡鉄舟さんについて講演してくださった全生庵住職 平井正修さんが指導する参禅会に参加して久しくなります。9月11日にも参加しました。日曜日夕方6時から8時まで2時間、臨済録の講話と坐禅です。

 普化というお坊さん(虚無僧姿で尺八を吹く普化宗の宗祖といわれています)、変わった方で町で人に会うと鈴をならしていました。そして着る僧衣を欲しがるのです。人が寄進すると「これは好まん」と言って突っ返すのです。ある時、臨済さんが棺を買い求め「お前のために僧衣を作ったぞ」と言ってこれを贈りました。喜んで担いで帰りました。「きょう東門の前で死ぬ」と言って人を集めておいて不実行、これが三日続くともう誰も来ませんでした。そこで普化さんは町の外に出て、棺に自分から入り、通りすがりの人に釘で打ち付けさせました。数日経って、噂を聞いた人々が駆けつけて、開けようとしたところ、姿はなく、ただ空中を遠ざかる鈴の音が鳴っていました。
この話から何を得るかは、私たちの受け止め方です。

 坐禅は20分間が2回。パーン、パンと打つ警策は注意、指導のためにあるもので、痛いめにあうと思っている方が多いですが、自分から合掌して請うものです。

 秋風の混じった蒸し暑い本堂で70人近い方々と時間を過ごしました。無心になることは出来ませんが一週間の反省と一週間の意欲をいただいてきました。

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