2016年8月22日掲載

『山岡鉄舟と江戸無血開城』展が始まりました!

 8月11日から9月25日まで江戸東京博物館で開催中です。5年前から私も関係して開催を計画してきました。勝海舟とは、同じ本所(墨田区)生まれで、江戸を戦火から守った二人です。役割と立場の相違で比較はできません。私流に申し上げれば勝は幅の広さと柔軟さ、山岡は一徹と剛直の人柄といえます。『氷川清話』など歴史談話なども好んで残している勝。ほとんど自分の考えを残さず実践してきた山岡。それだけに自ら語らない山岡の史実を発掘して、世に知らしめたいという思いもあります。

 今回の展示会は没後180年にあたります。2018年は生誕230年となります。

 それまでに13歳の年のある勝と山岡が同じ本所で育った背景などを調べて別の展示会を企画したいものです。なにしろ東京の今を知るためには欠くことのできない人物なのです。


8月13日、会場入口に書かれた自分の名前を指さして

2016年8月14日 記