2015年9月12日掲載
学芸員講座のひとくち12
博物館資料保存論は、博物館に展示するものを資料と呼び、財産として扱います。展示すれば光や空気に触れて傷みます。収蔵しておくだけならば保存はできますが、目的は達成できません。その基本知識を学びます。
博物館展示論は、このように展示して観客に見てもらうことで資料を理解してもらえるかが課題です。
デパート、店舗の展示とまったく同じ要素もあります。保存も展示も学問としてみると奥の深さが勉強になります。
受講者の多くは女性ですが、最近のパソコン事情で刀剣への関心が高まっています。実習では真剣を持ちますが、実物と画面の差をどう受け止めるのでしょうか。
2015年9月11日 記