2016年2月10日掲載
日本の民主党政権から学ぶ
—ビルマ新政権の行方—
2月1日にビルマの国会が開かれました。昨年11月の総選挙後の新国会で、大統領選出が鍵となります。
総選挙で国民民主連盟はスー・チー党首を先頭に改選議席の8割の390議席を獲得しています。
大統領指名の単独過半数を取っています。
現行憲法では外国人の親族のいるスー・チー党首は資格がありません。スー・チー党首と親しい旧軍政の流れのある連邦国家団結党党首が解任されてシュエ・マン下院議長、ソー・テイン大統領府相などの起用で幅広く人材を登用しようとしています。いまスー・チー党首の考えるべきことは、人材の不足を旧国政経験があり国民民主連盟、スー・チー党首の唱える対話、民主化に理解のある人を柔軟に生かすことです。わが国のかつての民主党政権の官僚を排除した政治主導の誤った傲岸さをなくすことです。
少数民族の力を借りたりして、穏やかな政権の船出をしていくことです。
現実政治は目配りを正しくして、理想を確実に実現していくことです。私も日本から支援を重ねてまいります。
2016年2月6日 記