2018年6月5日掲載

学芸員の初仕事!

—カーネーションの命名の仕事—

 学芸員は、図書館法で決められた資格で、美術館などには必置の資格です。特定の職業に就くための資格、任用資格といいます。しかし、博物館、美術館の数には限りがあり、飽和状態となっていて、資格は持っていても生かされていません。それに疑問を持った私は、民間の企業に学芸員としての資格を活用しようと考えていました。

 そして、いま愛知県のカーネーション会社のカーネーションの名づけの仕事を終えました。この会社は国際的なカーネーション取引の会社で、国際市場で取り引きするカーネーションの名前を登録して専有権を主張するわけです。以前に登録されたものは登録できません。そこで私は、会社に音楽、楽曲に関係する名前を推薦しました。結果はどうなるでしょうか。デパートでも専門店でも、学芸員の発想と知識が生かせることがあると思います。仕事がないと嘆く学芸員仲間の勇気づけにもなるので成功させ、先鞭をつけたいものです。

2018年6月3日 記