2015年2月14日掲載

和田宗春の教育1

—中学校の教育剣道(4)—

2月9日(月)

2時限目、2回目、1年1・3組

 立礼、座礼、雑巾がけ。

3時限目、1年2組

 竹刀の構造、名称の説明、下肢(腰から下)、上肢(腹から上)の構えのつくり方。下肢は右足を左足より前に出して左足の指先と右足の踵はほぼ同じ位置で10cm程度離す。踵は左右とも少し上げる。短距離のスタートの足と同じ。重心は右足の土踏まずで左右の足の中間。腰は右足が前に出て左腰が引けるので前に出し、正面に向かって平行となるようにする。そして上肢は右手前、左手後でそれぞれ小指、薬指の2本でしっかり握る。胸を張って、腹を前に出し、首を背骨と一本の木のように垂直に立てる。

 上肢、下肢をそれぞれに意識して作り、一体とする。剣道をした生徒でなければ、初めての経験であり、これに慣れるように説明。

 竹刀を持たずに指をつくらせ、前身、後退を繰り返す。顎を引いて目線を遠くすることで動作が滑らかに安定することを教える。生徒の感想では、他のスポーツと違って固い姿勢で直線の動きだけなのが、めずらしい。という声もある。

 次に竹刀を持つ。竹刀を持ち剣先の高さと方向、左手と腹部との一挙の距離を取る。竹刀を握ると具体的な意識が現出して動作が楽になったという生徒もいる。

5時限目、2年2・3組
6時限目、2回目、2年1組

 立礼、座礼、雑巾がけ。防具の脱着が目標。2年生は昨年も経験しているので、防具をつけるのが慣れていると思うのだが、半数以上が忘れている。特に胴の紐の結び方に苦労している。他校では左右の紐を結んで首にかける指導をしているとも聞く。しかし結ぶこともファスナーに慣れた生徒に知ってもらうことも大切として指導する。面紐の処理も苦労している。紐をすべて解いてしまう。前に使った生徒に結びを解いて面の内側に入れるように指導しているのだが、わざわざ解いてしまう。面紐を首の上で強く結ぶのだが、これが弱い生徒もいて稽古中に自然に緩くなってしまう。何度も注意をして憶えるようにする。

 さらに防具の結束。これのポイントは胴と垂れを結びつけるところ。これがしっかりしていないと、防具がきれいに格納できず、授業が円滑に進められなくなる、と注意。正しく結束、格納することが自分の義務で次の生徒も順送りに防具を大切に使うことにつながると説明。

 生徒全員が着けたものを確認。指の力が弱いせいか緩い結びが多い。注意をして授業終了。

2015年2月12日 記