2025年12月19日掲載
いま保守の立場で
保守、革新の基準が必要と思っている。何かを守る、変えるという基準でよいと思う。この何かが問題である。私は日本国憲法を基準にしてきた。そこから天皇制、国防、人権などが派生してきた。私は日本国憲法を保守したいという立場で保守である。地方議員であった現職時代、辞めた後を問わずにこの考えは変わらない。かつて若いころ保守派は軽蔑されるような雰囲気があった。学生運動が盛んな頃の1960年代を中心にしたものである。その時も私は変わらなかったし、いまもそうである。しかしいま高市政権で憲法を実質的に変えるに等しい防衛費のGDP比2パーセントまでの増額が言われている。かつて同じ自民党の三木政権の時に1%枠で決まってきた経緯がある。わが国は大戦の後の反省から軍事大国にはならないと誓ってきた意味があった。軍事ではなく、文化、経済国家を目指すものである。世界状況がきな臭く変化してきている現況があるからこそ、日本国憲法でいう平和主義を実践する時である。いまこそ国民は保守の意味を再確認する時である。
2025年12月12日 記
