2018年6月22日掲載

高槻市の小4児童の圧死は重大事件!
市、教育委員会は責任を問われる!

 「公」という考えが国の財務省をはじめ希薄になった。「私」の方も元より、「公」より責任感はない。誰の演出かわからないが、釈明会見で何十秒も頭を下げ続ける鼻についた様子が、余計に不誠実を見る思いだ。

 6月18日の大阪地震、今回のブロック塀の倒壊事件。鉄筋も入っていず、高さ制限も守っていない。ましてそれは通学路に面していた。そこで死んだのだ。周年行事の記念の絵が描かれた塀だったが、そのことと基準法違反行為とは関係ない。厳しくそこは指摘されなければならない。その当時の校長、教育委員会の担当者の責任は問われなければならない。両親、関係者は訴訟に出てきても当然である。

 さらに腹の立つのは、高槻市はこの事件があった直後に、全校の塀の点検を行なったことだ。かけがえのない生命の犠牲があって、はじめて反省の姿勢を取り繕っているように見えるからだ。日日の「公」が住民に提供すべき安全を軽視していて、取り返しのつかないことである。地震という不可抗力であっても安全基準を守らなかった公行政の責任は免れない。

2018年6月21日 記