2018年5月17日掲載

公明党 山口代表の開き直り

—総選挙の体制ができたから?—

 首相官邸での面談の証拠となる柳瀬元秘書官が、愛媛県職員に渡した名刺は、面会をぼかしていた柳瀬氏に対する中村知事の抵抗ともいえる。あまりに不遜な態度に怒っているようにも見える。国会へ招致して事情を聴くことは当然。自民党の拒否はわかる。火の粉が安倍首相にいくからだ。しかし、公明党の山口代表が、その必要はないというのは合点がいかない。政権に座り、自民党の是正役を引き受けるように振る舞ってきた。

 いつも国民を意識し、選挙を考える政党。それも政権の座を守るための党利。

 それが国民の60%以上が加計問題で安倍政権を批判している時に、政権側の発言をしたということは何を物語るのか。この際、安倍政権とともに総選挙を闘う決意をしたとしか思えない。6月の会期末に向けて野党の不充分な総選挙準備に向けて解散があると私は思う。なにしろ巧みな公明党が開き直ってきたのだから。

2018年5月16日 記