2017年10月15日掲載

じっくりと見て、考えて選挙する!

—輿論選挙のための好機—

 私は俳句をします。かつて東京新聞の年間賞をとったこともあります。俳句は言葉、詞を大切にします。とりわけ政治は書いたり、話したりする言葉が生命です。そこで前から新聞に投句してきました。さて、そのように考えますと、いま言葉は軽くなり、無責任になりました。正確には使う人間が軽くなったのです。選挙は人選び、党選びです。選ぶ以上は基準があります。その基準を人や政党にあてはめます。まず嘘をつかない。謙虚、勉強して国民事情を知って、国際事情に詳しい人といったところです。ほとんどの候補者とは面識がない有権者ですから、いままでの経験で履歴、発言、噂などを参考にして観察、熟慮します。政党も憲法、景気、教育、福祉などの発言や実績から判断します。それには時間がかかりますし、またかけなければなりません。政治への日頃の不満を発露する機会なのです。パソコン、メールなど速さを求められる世界だけに、ここはゆっくり時間をかけて判断したいところです。あくまでも世論ではなく、輿論のために。

2017年10月13日 記